「後ろを振り向こうとすると首が痛い」
「首から背中まで固まったようで動かしにくい」
「デスクワークをしているとだんだん痛くなってくる」
このような首の痛みでは、首まわりの筋肉に負担がかかっていることがあります。
ただし、痛い場所だけに問題があるとは限りません。
長時間のPC作業などで同じ姿勢が続くと、首だけでなく背中や骨盤を含めた姿勢が変化し、結果として首への負担が大きくなることもあります。一般的にも、長時間のパソコン作業や前かがみの姿勢は首の筋肉に負担をかけ、首の痛みや動かしにくさにつながる要因の一つとされています。
この記事では、振り向くと首が痛いときに考えられる原因やデスクワークとの関係、自分でできる対策について、実際に当院でみた症例も交えて解説します。
振り向くと首が痛いのはなぜ?
振り向く動作では、首の筋肉だけでなく、首の関節や背中なども関わりながら頭の向きを変えています。
そのため、
- 首まわりの筋肉の緊張
- 長時間同じ姿勢を続けることによる負担
- 首や背中の動きにくさ
- デスクワークなどでの姿勢
- 外傷などによる首への負担
など、さまざまな要因によって振り向く動作で痛みを感じることがあります。
首の痛みは筋肉の緊張や姿勢だけでなく、関節の変化や神経への刺激、外傷などでも起こるため、「振り向くと痛い=○○が原因」と一つに決めることはできません。
特に痛みが強い場合は、無理に首を回して原因を確かめようとしないことも大切です。
デスクワークで首から背中が痛くなるのはなぜ?
デスクワークをしている方では、パソコン作業そのものだけでなく、長時間同じ姿勢を続けることが首への負担につながる場合があります。
たとえば、椅子に座っているうちに骨盤が後ろへ傾き、背中が丸くなると、頭の位置も前へ移動しやすくなります。
その姿勢を長時間支えるために首まわりの筋肉が働き続ければ、首から背中にかけて張りや痛みを感じることがあります。
パソコン作業などで頭を同じ位置に長時間保つことによって首の痛みが悪化することや、前かがみの姿勢が首の筋肉に負担をかけることも知られています。
そのため、首だけを見ればよいとは限らず、普段どのような姿勢で仕事をしているのか、背中や骨盤を含めて身体がどう使われているのかを確認することも重要です。
実際に「痛くて振り向けない」と来院されたケース
当院でも、首から背中の強い痛みで来院された30代女性のケースがありました。
デスクワークをされており、仕事が忙しくなった数週間前から首〜背中に違和感が出始め、徐々に悪化。
来院2日前の朝には強い痛みとなり、
- 呼ばれても痛くて振り向けない
- 長時間PC作業をすると痛みが増す
- 朝一番の動き出しがつらい
という状態でした。
身体を確認して分かったこと
姿勢や首の動きを確認すると、
- 骨盤が後ろに傾いている
- 背中が丸くなっている
- ストレートネック
- 後頭部から首にかけての筋肉の強い緊張
- 首を回す動きの制限
などがみられました。
このケースでは首だけを見るのではなく、身体全体の姿勢を確認したことがポイントでした。
長時間のPC作業によって、
骨盤が後ろへ傾く
↓
背中が丸くなる
↓
首に負担がかかりやすくなる
↓
首まわりの筋肉の緊張が強くなる
という状態が、今回の症状に関係していると考えました。
これはあくまで今回確認できた身体の状態であり、振り向いたときの首の痛みがあるすべての方に同じ原因が当てはまるわけではありません。
実際に行った施術とその後
今回のケースでは首だけを緩めるのではなく、
- 硬くなった筋肉を動きやすくする
- うまく使えていない筋肉を使いやすくする
- 姿勢を支える筋肉を働かせる
といった施術や自重トレーニングを行いました。
初回施術後には、ご本人が感じる痛みが10から3程度に軽減し、首の動きにも改善がみられました。
その後もセルフケアを続けながら2回目・3回目の施術を行い、痛みは3から0に。現在は状態を維持するためのセルフケアとメンテナンスを継続しています。
※これは一症例の経過であり、施術による変化や必要な期間には個人差があります。
首が痛いときに自分でできる対策
振り向いたときに首が痛む場合、無理に首を伸ばしたり強く回したりするのではなく、まず日常生活で首に負担が集中していないか確認してみましょう。
PC作業中の姿勢を定期的に変える
「良い姿勢をずっと維持しよう」と頑張るよりも、同じ姿勢を長時間続けないことが大切です。
仕事に集中すると数時間ほとんど姿勢を変えないこともあります。一定時間ごとに立つ、少し歩く、肩や背中を軽く動かすなど、同じ姿勢が続かないようにしてみましょう。長時間、首を同じ位置に保ち続けないことも一般的な首痛対策として勧められています。
デスク環境を確認する
画面が低すぎたり、身体から遠すぎたりすると、画面を見るために頭が前へ出た姿勢になりやすくなります。
モニターの高さや椅子との距離、背中を支えられているかなど、普段の作業環境も確認してみてください。
強い痛みがあるときは無理にストレッチしない
「首が固いから伸ばした方がいい」と考え、痛みを我慢しながら首を強く回す必要はありません。
一般的には首を無理のない範囲で動かすことが勧められていますが、強い痛みがある場合は症状に合わせた判断が必要です。
こんな首の痛みは医療機関での評価を優先してください
首の痛みには、筋肉や姿勢以外の原因が関係することもあります。
特に、交通事故や転倒などの外傷後に強い首の痛みがある、腕や脚にしびれ・筋力低下がある、歩きにくい、高熱を伴う、症状が急激に悪化しているといった場合には、整骨院での施術を優先するのではなく、まず医療機関で適切な評価を受けてください。
また、セルフケアをしても症状が続く場合や、腕への痛み・しびれなどを伴う場合も医療機関への相談が勧められます。
首だけでなく「なぜ首に負担がかかっているのか」を確認する
振り向くと首が痛いとき、痛みを感じている首そのものを確認することはもちろん大切です。
一方で今回の症例のように、デスクワーク中の姿勢や背中・骨盤の状態などが首への負担に関係しているケースもあります。
幸町亀山整骨院では、カウンセリングに加えて姿勢や動きを確認し、痛い場所だけではなく、なぜその場所に負担が集中しているのかという視点から身体をみています。
筋肉や関節、身体の使い方、日常生活での負担などを確認し、その方の状態に合わせて身体を整えていきます。
まとめ
振り向くと首が痛い場合、首まわりの筋肉の緊張だけでなく、長時間のデスクワークや姿勢、身体の使い方など、さまざまな要因が関係している可能性があります。
特にデスクワークが長い方は、「首が痛いから首だけを何とかする」と考えるのではなく、なぜ首に負担がかかり続けているのかを確認することも大切です。
無理のない範囲で作業環境や姿勢を見直しても症状が続く場合は、一度身体の状態を詳しく確認してみるのも一つの方法です。
板橋区・大山周辺で、今回のような首から背中の痛みや「振り向くのがつらい」という症状が続いている方は、幸町亀山整骨院へご相談ください。

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